心を打った この本の この一行

選りすぐりの書籍から、心に響いた一文を紹介します。
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「戦うか世捨て人になるか」
『年収300万円時代を生き抜く経済学』で有名な森永卓郎氏です。

「あれ?180万ほど減ってんじゃん!」とつっこみながら本書を手に取った私は、まんまと著者の狙い通りでしょう。個人的にこのおやじダイキライです・・・。(--;

さておき、おやじが提唱するこんな時代の生き抜き方とは。

『ではこの難局を私たちはどう乗り切ったらいいのでしょうか?方策は二つに一つです。すなわち、第一の方策は副業、複業を含めて遮二無二収入を上げるやり方です。つまり"戦いの道"です。そしてもう一つは、すべての欲望をあきらめ、収入の範囲内で生活する"隠遁生活"です。これは実質的な"世捨て人"の道です。』

他にもあるだろう・・・、と思ってしまいますが「がんばる人生とがんばらない人生」という言い方をすれば、なるほどそうなのかも知れません。どの人生を選ぶかは人の自由ですが、「お金持ちは必ずしも幸せではない」という著者の意見には賛成です。⇒Blog Ranking

緊急版 年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫-
森永 卓郎
あ・うん
定価 : ¥ 1,470
2007-02-16
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「サッカーを投資対象として発見できたこと」
村上龍氏です。氏が中田英寿元選手と親交が深いことは有名ですが、氏が思う中田元選手の才能とは。

「"坂本龍一や中田英寿を参考にしてはいけない。なぜなら彼らには一般の人にはない才能があるからだ"というような意見はそれこそ一般的ですが、彼らが音楽やサッカーを投資対象として発見できたこと、自分の時間と労力を継続的に効率的に投資できたこと、まさにそれを才能と言うのではないかと思うときがあります。」

もし中田元選手がサッカーと出会わなかったとしても、どの分野でもプロとして成功していたであろうと氏は分析します。それは彼らが「何に投資すべきか」を知るからだといいます。身体的能力が天性として備わっていたわけではないのです。

バラエティ番組を見る1時間。その時間は自分の将来の投資になるのか?
ブランドバッグを買う10万円。そのお金は自分の将来の投資になるのか?

そういうふうに、投資と浪費の区別を常日頃から意識しながら行動するのが、数年後の勝敗を分ける要因になるのではないでしょうか。⇒Blog Ranking

日本経済に関する7年間の疑問
村上 龍
日本放送出版協会
定価 : ¥ 777
2006-11
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☆☆☆
「堀江は時代が生んだヒーローなのか悪人なのか」
先日 田原総一朗氏が司会を務める番組でホリエモンこと堀江貴文氏が逮捕後初(?)テレビ出演していました。二人のやり取りを聞いていると、田原氏が堀江氏を擁護している印象を受けましたが、本書を見る限り、やはり堀江氏の言動には肯定的なようです。

「堀江貴文ライブドア前社長が東京地検特捜部に逮捕されたことは、誤解を怖れずに記せば、誠に残念である。いま新聞、テレビ、雑誌などのメディアは、まるで道学者のようにホリエモンの言動をひたすら叩いている。だが、この二年間、いまは叩く側のメディアのほとんどが彼を持ち上げ、まるで時代の寵児だった。実は私自身、彼の言動をおもしろいと感じていた。-だが、ホリエモンのような不埒なものを一切出させないという狭隘な発想は、経済の成長を妨げ、多くの若者たちの起業の志に冷や水をぶっかけることになる。」

本日堀江被告に4年が求刑されました。しかし逮捕当時から、東京地検の行動には不可解なことが多々ありました。逮捕の2時間も前にマスコミが速報を流したり、耐震偽装証人喚問とぶつかったり、そもそも逮捕容疑が不明瞭だし。。。

村社会を根底とする日本では、堀江氏のような徹底したリアリズムは受け入れる隙はなかったのでしょう。良い悪いは別としてそれが現実なのでしょう。やっぱり日本でグーグルやマイクロソフトは今後生まれないのかも知れませんね。⇒Blog Ranking

市場浄化
田原 総一朗
講談社
定価 : ¥ 1,575
2006-10-18
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☆☆☆☆
「善い性質を少なくすることが誘惑に陥らぬ秘訣」
ITの進化により悪徳商法が急増し、そして複雑化しています。一方、キャッチセールスやねずみ講など昔ながらの商法もいまだ健在のようで、被害額は増えるばかりです。

本書では、さまざまな悪徳商法を、そのターゲットと事例を挙げながら、詳しく解説しています。中には「ええ?あれって悪徳商法だったの?」と本書で初めて自分が騙されていたことに気づく読者もいるかも知れません。自分は絶対大丈夫、と思っているほど一読すべき一冊です。

巻末より。

「三島由紀夫の『不道徳教育講座』を読み返して驚いた。"沢山の悪徳を持て"と題された文章の中に、"人を悪徳に誘惑しようと思う者は、たいていその人の善いほうの性質を百パーセント利用しようとします。善い性質をなるたけ少なくすることが、誘惑に陥らぬ秘訣であります"とあった。悪徳商法を仕掛ける側と仕掛けられる側の心理を見事に言い当てている気がしたからだ。」

三島由紀夫の言葉は極論かもしれませんが、確かに「いい人・人情に流されやすい人」ほど狙われる傾向はあるようです。オレオレ詐欺もしかりです。騙されないためにこちらも悪人になれ、とは言いませんが、やはり勉強を重ね敵の手の内を知ることが重要ではないでしょうか。⇒Blog Ranking

悪徳商法 あなたもすでに騙されている
大山 真人
文藝春秋文藝
定価 : ¥ 725
2003-06-21
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☆☆
「小さくてもよく循環している生活」
消費って何だろう?お金をだしてモノを買うこと?買ったモノを消化させること?そんな根本的な疑問を消費経済学(そんなのあるんですね)の専門家松原 隆一郎氏がやさしい口調で解説してくれます。

「お金と商品の天秤とは、なんにでも交換できる媒介物と、固定された財とを天秤にかける、ということだ。だから、不安のある時代には、なるべくなんにでも交換できる媒介物を持っていたい、という判断になる。-でもそれは、"定職に就かなければ、作家になる可能性も社長になる可能性も弁護士になる可能性も、いくらでも開けている"と言ってフリーターをつづけているようなものではないだろうか。」

景気とは循環です。円が大きく詰まっている状態より、円が小さくてもよく回っている状態の暮らしのほうが、豊かで楽しい暮らしではないかと本書は問いかけます。一生を犠牲にして財産を築くことにどんな意味があるのでしょうか。お金という媒介物をいかに自分らしく扱うことができるのかが、消費者に求められる能力です。⇒Blog Ranking

消費の正解 ブランド好きの人がなぜ100円ショップでも買うのか
松原 隆一郎 辰巳 渚
光文社
定価 : ¥ 1,365
2002-12-13
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