心を打った この本の この一行

選りすぐりの書籍から、心に響いた一文を紹介します。
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「日本では頭脳労働の時代になるんだよ」
斎藤一人が「経済」についてここまで語ったことは見たことありません。普段は「ありがとうをいつでも言おうね」とか「魅力貯金をしようね」といった心を和ませる言葉が多いのですが、さすが長者番付1位の経歴をもつ日本屈指の経営者、経済を語らせるとその洞察力には舌を巻きます。

「これから日本では頭脳労働の時代になるんだよ。-頭脳労働の時代になると、まじめで腕のいい人が一人いれば、一〇人分も一〇〇人分も仕事ができてしまう。だから、本当に実力がある人だけが生き残れるんだよ。必然的にそういう時代が来るんだ。イヤだと言っても、厳しいと思っても、時代は変わらない。-時代にあわせて生きていくしかないんだよ」

このような話は堺屋太一氏や大前研一氏がずいぶんと前から言っていますが、普段人を不安がらせる言葉をめったに吐かない斎藤氏が言うからこそ説得力が増すのです。グローバル化とはつまり、世界中の労働者による仕事の奪い合いです。単純作業ならば、賃金の安い途上国で十分にまかなえるでしょう。給与が割高な先進国で仕事にありつけるのは、高度なスキルが要求される頭脳労働に成就する一部の労働者だけです。ますます厳しくなる雇用情勢の中、自分のキャリアを磨くことは最優先の課題なのかも知れません。⇒Blog Ranking

斎藤一人の「世の中はこう変わる!」
小俣 貫太
東洋経済新報社
定価 : ¥ 1,575
2004-02-06
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☆☆☆☆
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「日本の平均労働時間は1週37.4時間」
日本の経済、産業、政治、文化などの分野を欧米諸国と比較し、5段階評価で通信簿を作成するという、非常に面白い企画の本書。世界の中の日本という国を客観的に垣間見れて、子供たちに強く勧めたい本ですね。

さて、ホワイトカラー・エクゼンプションなどという、労働時間が減るのか増えるのかよくわからないような法案が議論されていますが、現在の日本の労働時間はいかほどなのでしょうか。

「日本の平均労働時間は1週37.4時間。これはシンガポールや韓国などアジア諸国では最も短い。ただし、アメリカ(41.7時間)やカナダ(38.7時間)、旧西ドイツ地域(37.5時間)などの欧米諸国と比べても、あまり働かない国民になっている。」

ガーン。そうなんですね。かつては働きすぎだと欧米から非難されていた日本のビジネスマンも、いつのまにやら「働かない国民」となってしまったのですね。これは技術革新による生産活動の時間短縮と前向きに捉えることもできますが、日本人の労働意欲の減少という面も無きにしも非ずではないでしょうか。経済活動は単純に労働時間で計れるものではありませんが、世界における日本の在り方のひとつの判断基準となるのではないでしょうか。⇒Blog Ranking

日本人の通信簿―日本人は世界の優等生か?劣等生か?

小学館
定価 : ¥ 1,575
2002-12
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☆☆☆
「武士の誇りは戦わないこと」
映画『ラストサムライ』や『武士の一分』などのヒットにより、若者のあいだで武士道が再認識されるようになりました。

武士といえば刀、斬り合い、戦闘大好きというイメージがありますが、実際はその逆だそうです。

「当時侍は刀を持っていましたが、その刀を抜く者は軽視されました。-それなら武士はなぜ、そんな危険な刀を持っていたのかというと、それは抑止力であり、誇りだったのです。簡単に人を殺せる道具を持っているけれど、使わない精神の力。それこそが武士の誇りでした。」

勝海舟は刀の鍔と鞘をこよりで硬く結んで抜けなくしていたそうです。「オレは人格で勝負する」と暴力ではなく威圧、威光で人を打ち負かす人でした。彼を殺しにきた坂本龍馬が一瞬にして威圧され弟子になったのもそのためです。⇒Blog Ranking

日本人らしく“凛”と生きる「武士道」の智恵
梅谷 忠洋
ゴマブックス
定価 : ¥ 1,365
2002-12
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☆☆
「この国の最大の対立軸のひとつが世代間闘争」
ライブドア強制捜査事件からはや一年。世間の話題はめまぐるしく移り変わり、今ではホリエモンということばが死語にすらなりつつあります。

本書はあの事件の舞台裏から、複雑に絡み合った利害関係、人間関係を洗い出し、誰が騙して、誰が騙されたのかを詳細に解析します。関連本は数多く溢れていますが、ここまで突っ込んだ調査をした著書はないのではないでしょうか。

本書はこの事件が日本の課題を浮き彫りにしたといいます。

「ライブドアの堀江たちや村上への国策逮捕は、劇的に進む日本の少子高齢化現象のなかで、この国の最大の対立軸のひとつが"世代間闘争"であることを改めて見せつけている。欧州や米国のように資源と富の蓄積のないこの国で、団塊以上の年寄りの世代が国富を蕩尽し、彼らは子どもたちに"貧乏国家"で暮らすことを強制しようとしている。」

極論すぎる感はありますが、確かに一部の大企業や官公庁の幹部層は、保身と逃げ切りのみを考えている人も目に付きます。そのために地位を脅かす若い世代の芽を摘もうとする行為も厭いません。「最近の若者は」的な伝統的対立は永遠と続くのならば、その闘争により少なくとも前に進まなければいけません。既存の概念と新しい概念をぶつけ合い、よりよい国に改善されるのならば世代間闘争も必要悪なのではないでしょうか。⇒Blog Ranking

ヒルズ黙示録・最終章
大鹿 靖明
朝日新聞社
定価 : ¥ 777
2006-11
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☆☆☆
「自宅、職場以外の3番目の居場所を見つける」
本書によると英国人は何でも3で割って物事を考える習慣があるそうで。(ほんとかな・・・?)

例えば、自分の性格。自分には大きく分けて3種類の性格が備わっていて、シチュエーションに応じてその3つを使い分けている、と。そして、生活空間も同様。自宅、職場ともう一つの空間、パーソナルスペースの3つを確保するのが英国人の傾向のようです。

「私たちが仕事人や生活者から素の男または女に変わるように、普段過ごす家、週日に最も長い時間を過ごす職場、そして日常からエスケープできる空間。この3箇所を行き来するたび、"こんな場もあったんだ"と新鮮な気持ちになれるでしょう。3番目の空間があるか否かで、豊かな生活ののびしろはグン広がっていくでしょう。」

第三の場所は、例えば車の中、近くの公園、行き着けのバーや喫茶店などさまざまな場所が考えられます。わたしならさしずめ図書館でしょうか。仕事も1/3、家庭も1/3。そして自分だけの大切な時間も1/3と考えるのが英国風の人生観。ちょっとうらやましいですね。みなさんにとっての第三の場所はどこでしょうか。⇒Blog Ranking

仕事も暮らしも3で割るイギリスの習慣
井形 慶子
新潮社
定価 : ¥ 1,365
2005-05-17
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☆☆
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