心を打った この本の この一行

選りすぐりの書籍から、心に響いた一文を紹介します。
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「好きか嫌いかすぐに決めなさい」
本書は以前にも紹介したことがありますが、読み返してみるとまだまだ面白い言葉がたくさん出てきました。

デジタルハリウッド社長杉山知之氏の言葉です。

「よく生徒から無理なことを聞かれるんですよ。"創造性を身につけるにはどうするんですか"とか。"そんなことは急にはありえないんだ"という話をして、"まず、じゃ、きょうから全部のものを見て、一瞬で好きか嫌いか決めろ"って言うんですよ。これを見た瞬間に、これ、嫌いか好きかすぐ決める。それから"自分で買うものは、機能はいいと思っても形が嫌いなら絶対買うな"とか"妥協しないでやってみろ。とにかく自分がどれが本当に好きで嫌いかというのを、パッパッと瞬間的に決めていきなさい"ということを言うんですね。」

情報が溢れかえる現代では、"他の人がいいって言ってるから、きっといいんだ"という感覚で物の好き嫌いを決める傾向があります。そこから創造性や独創性は生まれません。まずは、自分の本当に好きなものは何なのかを精査し、削ぎ落とす作業から入るべきだと氏は言います。⇒Blog Ranking

明日を企てる12人
堺屋 太一
朝日新聞社
定価 : ¥ 1,470
2002-03
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「国家破産の危機的状況を察知している人は少なからず存在する」
本書によると、今後20年以内に日本でハイパーインフレが起こり、日本国は破産するそうです。

「すでに国家破産の危機的状況を察知している人は、この日本にも少なからず存在するはずだ。-危機感を持って勉強し、情報を集め、破産後にどのような社会が到来するかを予見している人は少なからずいる。それなりの企業の経営者、優秀なビジネスマン、学識者などと考えれば、その規模はざっと200万~300万人といったところだろうか。そのように事前に正確な知識を持って備えた場合と、まったく気づきもせずに破産してから慌てるのでは、結果に大きな違いが出る。大きな津波が来たとしても、事前に察知していた人は大きな船や浮き輪を用意し、助かることができる。ところが、何の備えもしていない人は溺れ死ぬしかない。」

国家破産までのシナリオをかくかくしかじか語っていますが、肝心の「ではどうすればよいか」の提言がお粗末です。「海外優良ファンドに・・・」という展開にはひっくり返りそうになりました。

ただ、著者の唱える国家破産説もあながちバカにできないような根拠は多々あると思われます。バブル期に誰もが不況を予期できなかったように、今の日本経済システムがどこまで続くのか誰にも分かりません。⇒Blog Ranking

次にくる波
浅井 隆
PHP研究所
定価 : ¥ 1,680
2005-03-01
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「織田信長は"人生50年"、いまは"人生80年"」
経済的不況は回復する中、「生きる意味の不況」はまだまだ回復の兆しを見せません。「生きる意味」とは何なのか。本書では心の不況の原因となる、現代社会が抱える課題を提言します。

その中から、面白いアプローチを。

「織田信長は"人生50年"とか言っていますよね。あの時代には人間は50年しか生きられなかった。でもいまは80年ですよね。となれば、人間は30年分賢くなっていなければいけないですよね。その分人生について考える時間ができたわけだし、それも人生経験をたくさん積んできた老年期の30年なわけですから。」

信長の時代から、確かに私たちの文明は格段に進化しました。しかし、魂の進化はまったく見られず、むしろ現代人を見渡すと生命力の退化すら見受けられます。いずれ人間の寿命は120歳を超えるのは確実だとどこかで読みました。はたして、私たちの子孫は、伸びた人生をどのように過ごすのでしょうか。⇒Blog Ranking

生きる意味
上田 紀行
岩波書店
定価 : ¥ 777
2005-01
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「論理力は、"要約"より"意見"で磨かれる」
樋口 裕一氏おなじみの、「頭のいい人」シリーズです。

紹介するのは、論理力を鍛える方法です。

「社会人になってからも、毎日"天声人語"を読んで、読解力を磨こうとする人がいる。だが私は"天声人語"をいくら要約したり、読んだりしたところで、読解力を身に付ける役には立たないと思っている。"天声人語"はあくまでエッセイだ。-そんなものを要約しようとしても、論理的な文章を読む力など磨かれないし、論理力を鍛えることにもならない。-"天声人語"を使うなら、それよりも内容について"意見"を考えることだ。-できれば、100字から200時程度で、ノートに書く。論理力をつけ、うまく話のできる人になるには、このほうがずっと効果的だ。」

やりましたよね、社説の要約。最近の受験生も国語や小論文対策に要約の練習などするのでしょうか。確かに今思えば、要約よりも「自分の考えを出力する」ほうがよっぽど実践的ですよね。⇒Blog Ranking

「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術
樋口 裕一
青春出版社
定価 : ¥ 1,365
2006-03-25
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「転換期の予兆に目をつぶった旧大蔵省」
田原総一朗氏、金子勝氏、御手洗冨士夫氏というBIG3が日本経済をテーマに対談します。

そこから衝撃の事実を紹介。

「バブルがはじけた当時の首相は宮沢喜一さんです。宮沢さんは92年の夏に"バブルがはじけて一番問題になるのは銀行の不良債権である。不良債権処理のために公的資金投入の用意あり"とはっきりと述べました。ところが、大手都銀はみな必要なしと回答してきた。全銀協の会長も、"必要ありません"と記者会見まで開いて拒否をしました。このとき公的資金を入れておけば不良債権処理もこれほど長引かなかったでしょう。
 後に僕は銀行の頭取たちに、あのときどうして公的資金投入を拒否したのか尋ねてみました。すると、大蔵省(現財務省)からそんなものは絶対に受け取るなと言われたのです。」


大蔵省は自分たちの失策を隠すために、つまり責任をかぶりたくないがために、銀行に公的資金注入を拒否させました。そして事実を隠匿することで、自体を決定的に悪化させたのです。つまり、バブル崩壊後の長期にわたる不況は大蔵省の人災であったと言わざるを得ません。⇒Blog Ranking

大逆転―新しい日本モデルの挑戦
田原 総一朗 金子 勝 御手洗 冨士夫
東洋経済新報社
定価 : ¥ 1,470
2002-07
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「利益になると思わせれば、そこに敵が向かってくる」
ナポレオンも愛読したという、古代中国で生まれた「孫子の兵法」。本書では孫子の兵法を極力短いキーワードでまとめ、誰にでも分かりやすいように解説しています。

その中からひとつ。

「能く敵人をして自ら至らしむる者は、これを利するなり。能く敵人をして至るを得ざらしむる者は、これを害するなり。」

直訳すると「利益になると思わせれば、そこに敵が向かってくる。損害になると思わせれば、そこから敵が去っていく。」ということです。

人間なんていつの世も利害関係で行動しているものです。つまり、「自分にプラスになることは好きだが、マイナスになることは嫌い」なのです。シンプルですが、奥深いですね。⇒Blog Ranking

超要点解説とキーワードでわかる・使える孫子の兵法
福田 晃市
ソフトバンククリエイティブ
定価 : ¥ 1,365
2004-04
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「目上というだけでは敬意を払わなくなった若者たち」
現代の若者の特徴を精神科医の 香山リカ氏が分析します。

氏は若者たちの先輩や上司に対する姿勢をこう分析します。

「先輩を何だと思ってるんだ、と若者に対して怒りをあらわにしている大人がいる。その人たちを失望させるようだが、はっきり言って、若者は先輩や上司をなんとも思っていない。というか、ただ年齢や地位が上だからというだけで先輩や上司に一目置く、敬意を払うということはないのだ。あくまで、その人自信がどういう人かが問題。だから、逆に相手が後輩や部下であっても、その人には自分に無い特技や魅力があれば、"すごいね"と素直に言えるのも、今の若者の特徴だ。」

最近の若者は!とプンスカする前に、肩書きや地位を取っ払った自分を客観的に見て、再考する必要があるかも知れません。⇒Blog Ranking

若者の法則
香山 リカ
岩波書店
定価 : ¥ 735
2002-04
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「新入社員は、マネをしなさい」
各界の著名人たちが新入社員に向けて言葉を綴ります。

その中から、作家 嵐山光三郎氏の言葉を。

「新入社員は、マネをしなさい。だれのマネをするかというと、自分で、"この人だ"と思う人のマネをしなさい。会社へ入って二、三ヵ月たつと、将来、自分が(そうなりたい)と思うタイプの人が必ずいるのです。その人のマネをするのがいい。酒の飲み方、昼飯の食い方、他人との接し方、仕事の仕方、服のセンス、本の読み方、日曜の過ごし方、何から何までマネをするのがいいのです。」

若者は兎にも角にも「オリジナリティ」を執拗に求めたがるものです。しかし、オリジナリティというのは自分で演出して出るものでもなく、まして、自分で主張して発揮されるものではありません。謙虚の一言を頭に叩き込み、"この人だ"と思う人のコピーをし、いくらコピーしてもコピーしきれないものがオリジナリティとして浮かび上がるものだと、氏は言います。⇒Blog Ranking

新入社員に贈る言葉

日本経団連出版
定価 : ¥ 1,050
2003-11
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「見るもの、聞くものすべてがヒント」
東京銀座の「プランタン銀座」のデパ地下を「プラ地下」というそうです。プランタン銀座は流行の最先端を走ることで有名で、特にこの「プラ地下」が生み出す新しいデザートは瞬く間に東京のブームを作り出すそうです。(大阪在住の私にはさっぱり・・・)

本書はそんなプラ地下で働く「デザートバイヤー」にスポットを当て、その人気の秘密に迫ります。

このデザートバイヤーは男性であり、さらにデザートなど甘いものはほとんど口にしないそうです。ではどのようにして売れるデザートを発掘するのでしょうか。


「彼曰く、"味でデザートが売れる時代は終わった。売れる要因とは、珍しい素材であったり、あるいはネーミングであったり、と多様化しつつ、つかみにくくなっている"また、流行の発信基地を自認するプラ地下では、常に"半歩先をゆく」新しいデザートを追求していることから、他店の既存のデザートをチェックすることはほどんとないのだという。では、どうやって、デザートの素材を見つけているのだろうか。"道を歩いているときやテレビを見ているときなど、見るもの、聞くもの、すべてがデザート開発のヒントになります"」


例えばつんくが「モーニング娘。」を再編成して作ったユニット「黄色5」をヒントに、レモン、バナナ、マンゴーと黄色をテーマにしたフェアを開催し若者の心を掴んだそうです。面白いですね。⇒Blog Ranking

デパ地下仕掛人
加園 幸男 釼持 佳苗
光文社
定価 : ¥ 714
2002-04
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「イノベーションは天才の仕事にあらず」
本書は、複雑で難解とされるドラッカー理論を図解コミュニケーション技術を駆使して、誰にでも分かりやすく解説しています。

「ドラッカーの言うイノベーションとはどんなものなのか。それは明確な目的意識、よく練られた方法論、精密な分析であるよりは継続的であり、独創的であるよりは体系的な性質を持つものであるとしています。」

メジャーチェンジではなくマイナーチェンジを繰り返し、1回きりの革新よりも10回の改良を重ねていくほうが、すぐれたイノベーションにつながりやすいのです。いつ訪れるかも分からないひらめきを待つより、地に足を着けて「なおよくしよう」とする継続的な姿勢こそがイノベーションに必要な条件であるとドラッカーはいいます。⇒Blog Ranking

図で読み解く!ドラッカー理論
久恒 啓一
かんき出版
定価 : ¥ 1,575
2004-08
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「仮説思考力を鍛える五回の"なぜ"」
正確な結論を求めるには、それを裏付けるだけの大量のデータが必要と考えるのが普通ですが、本書では逆説を唱えます。

溢れかえるほどの情報は決断を遅らせるばかりでなく、情報に溺れ間違った結論が導かれることもあります。これからは、いかに少ない情報で仮説を立てることができるかが重要視される時代です。

仮説を立てる定石はありません。しかし日々の意識により鍛えることはできると氏は言います。

「-"なぜ"を繰り返すことだ。BCGではこの考え方が徹底していて、なぜを最低五回は繰り返す。これを日常的に行うことによって、仮説思考力も磨かれていく。たとえば、"なぜプロ野球ははやらないのか"と思ったとしよう。それについて"なぜ"を繰り返しながら、原因と打ち手を考える。

<1段目>
なぜ、プロ野球ははやらないか

プロ野球がつまらないから
<2段目>
なぜ、プロ野球はつまらないのか

スターがいないから
<3段目>
なぜ、スターがいないのか

若い有望な選手がプロ野球に入ってこないから
<4段目>
なぜ、若い選手がプロ野球に入ってこないのか

サッカーなど魅力的なスポーツに若者が向かっているから
<5段目>
なぜ、サッカーが若者を引き付けるのか

世界中のチームに移籍できる可能性が高いから

このように五回のなぜを繰り返すと打ち手も見えてくる。」


ちなみにトヨタ自動車の「カイゼン」にもこの「なぜを五回繰り返す」というのが基本ポリシーに入っているそうです。なぜ、なぜ、なぜ、を繰り返して仮想思考力を鍛えましょう。⇒Blog Ranking

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
内田 和成
東洋経済新報社
定価 : ¥ 1,680
2006-03-31
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億万長者と普通の人は考え方が正反対
率直に面白いです、この本。

1万2000人の高額納税者(年収3000万円以上)を対象とした大規模アンケートを行い、彼らのお金や仕事、物事に対する考え方の統計をとり、同様に行った普通の人たちの回答とを比較し、両者の違いを発見しようという趣旨です。

その中で、「成功するために大切だと思うことは何ですか?」という質問にその違いが如実に現れています。

億万長者が考える"成功するために大切なこと"
・誠実である
・健康である
・人よりも勤勉に働く
・収入範囲内で生活する
・リーダシップを発揮できる
・支えてくれる配偶者がいる

普通の人が考える"成功するために大切なこと"
・強い精神力がある
・積極的である
・人とうまくやる
・よき指導者がいる
・ビジネスチャンスを見つける
・売り込む能力がある
・賢く投資する


面白いことに、二者間で重なる回答は殆どありませんでした。つまり、「億万長者と普通の人は考え方が正反対」と言っても過言ではありません。総じて、億万長者が、成功するためには人間性がとても大切だと考えている反面、普通の人は、それは成功とそれほど関係ないと感じているようです。普通の人は、人間性よりも、むしろビジネスチャンスを活かしたり、ビジネスや投資のスキルを身に付けることが大切だろうと考えています。

「何でおれは金持ちになれないんだ?」と疑問を抱いている人はぜひ一読することをお勧めする一冊です。⇒Blog Ranking

普通の人がこうして億万長者になった- 一代で冨を築いた人々の人生の知恵
本田 健
講談社
定価 : ¥ 1,575
2004-02-18
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「通勤電車で寝てはいけない!」
皆さんのなかにも、通勤に電車を利用している人も多いと思います。私も電車です。そんな通勤電車に関する話です。

「これまで、通勤電車を意識したことがなかったならば、"この朝の時間を自分を高めるための時間にする"こう意識することだ。それは、意識した時点でいい方向に向かい始めたといって過言ではない。意識をすれば、それに対して脳が反応して、実際の行動にあらわれるものなのだ。意識は行動を呼び起こす。それは成果に続いている。意識するだけで、通勤電車の時間は自分自身を高める時間になる。しかも、それは月曜日から金曜日まで5日間もある。片道1時間として朝と夜で1日2時間。1週間では10時間もの時間になる。さらに、単純掲載してみると、1ヶ月では約50時間弱、1年だと約500時間もの時間になる。この時間をただ疲れを癒すために居眠りするか、それとも高い意識を持って活用するか。」

片道1時間として1年で500時間にもなるのですね。それだけの時間があれば、資格のひとつやふたつ取得できそうですね。忙しい、時間がない、と嘆いている人は、朝夕の通勤時間を見直してみてはいかがでしょうか。⇒Blog Ranking

通勤電車で寝てはいけない!―通勤電車と成功の不思議な法則
久恒 啓一
三笠書房
定価 : ¥ 1,050
2006-05
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「自分の魅力を発見する"俯瞰のカメラ"」
様々な分野で活躍するTVプロデューサー おちまさと氏です。

本書では「自分をプロデュースする」というテーマで氏がそのノウハウを語ります。

「僕が心がけているのは"俯瞰のカメラを意識する"ことです。つまり自分の中に"もう一人の自分=俯瞰のカメラ"を設置し、冷静な目で自分を監視させるのです。それぞれのジャンルでトップを走り続けている人はみな、とてつもない高性能な"俯瞰のカメラ"で、ときには複数の"俯瞰のカメラ"で、つねに自分自身を厳しくかつ冷静に見つめています。これこそが、史上最強セルフプロデュース術の基本中の基本であり、極意だといえるのではないでしょうか。なんて偉そうなこといっていても、じつはすかさず俯瞰のカメラが起動!"お前がそんな偉そうなこといえるのかよ"と、自分ツッコミしてるわけです。」

俯瞰のカメラとは、一歩引いて客観的に自分の状況を判断する目です。高視聴率をとり有頂天になっているときなど冷静な判断を見失いそうなときは、「だから?」「それがどうしたの?」と自分にツッコミを入れて、気を引き締めるよう心がけているそうです。⇒Blog Ranking

「自分プロデュース」術―どうしても、すぐ変わりたい人へ
おち まさと
PHP研究所
定価 : ¥ 480
2004-09
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「"たいやき"は八ヶ月、"だんご"は三週間」
少し古い話ですが、「だんご三兄弟」というCDが爆発的ブームになったことがあります。その売り上げは歴代記録の「およげ!たいやきくん」に迫る勢いでした。しかしこの2曲には決定的な違いがあったと本書ではいいます。

「"およげ!たいやきくん"は、売れ始めてからそのブームが去るまで、八ヶ月かかった。八ヶ月売れ続けていれば、他のデパート、他のスーパーで、これ売れているよというのを見つけて、それをメーカーに注文して店に置いても、まだ間に合った。ところが"だんご三兄弟"になると、これは売れている期間がわずかに三週間しかなかった。三週間じゃ、マーケティングリサーチやって、こういうものが売れるということで注文しても、店頭に並べたときにはもうお客さんのニーズは別のところに移っている。」

あれだけ日本を騒がせた「だんご」も3週間後には沈静化していたのですね。コンビニ商品の寿命はいまや「1週間」とも言われているそうです。メーカーにとっては頭が痛い傾向ですね。⇒Blog Ranking

田原総一朗の聞き出す力―仮説を立てられる奴が生き残る!
田原 総一朗
カナリア書房
定価 : ¥ 1,470
2004-01
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「瞬間的な判断を下すのが無意識」
本書では説得のための「10の法則」や絶対相手に「ノー」と言わせない話術など、実践的な話し方を事例を交えて紹介しています。

その中から人の行動原則に関する一文です。

「人間には意識と無意識がある。-面白いのは、意識と無意識とでは、性格や態度、動機付けが大きく異なる、という点だ。無意識は6歳の子どもと同じ、と言われている。-意識は情報処理や計算、比較分析など、あらゆる種類の認知活動が可能だ。これに対して、ストレスがかかったときに瞬間的な判断を下すのが無意識になる。-無意識は、ある状況に直面すると、なんらかのレスポンスを返してくる。何らかの売込みに対して拒否反応を示すのは、ほとんどの場合、脳の無意識の働きなのだ。」

相手の無意識の反応パターン(条件反射的な拒否反応)にうまく対処し、それを克服するためには、相手のメリットを考えたうえで、あなたの側からの意識的な努力と働きかけが必要だと著者はいいます。⇒Blog Ranking

「できる人」の話し方&心のつかみ方
ケビン・ホーガン 五十嵐 哲
阪急コミュニケーションズ
定価 : ¥ 1,575
2005-09-28
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「短命化している時代こそスクラップ・アンド・ビルドのチャンス」
吉本興業常務 木村政雄氏が、その類稀なる企業戦略を語ります。

80年代初頭「吉本新喜劇」の客足低下が止まらず、大リストラを行ったときのエピソードを紹介します。

「いつのまにかサラリーマン化してしまって、同じようなことだけを繰り返していたのです。-そしてある日、60人いた当時のメンバー全員を集めて、"今日でいったん全員首にします"と通告しました。"-これからは台本を基本にキャスティングしていきます。"いやだと言う人には外れてもらいました。-停滞しているものは、たとえそれがどんなにかつて価値があったものでも、まずは解体することです。最大適合というのも長くは続かないものなのです。短命化している時代こそ、逆に考えればスクラップ・アンド・ビルドのチャンスととらえるべきでしょう。」

企業そのもにも人間と同じように寿命があります。かつては30年といわれていましたが、最近では5年ともいわれてるそうです。社会の変化に対する適応能力がますます求められる時代になりました。⇒Blog Ranking

笑いの経済学―吉本興業・感動産業への道
木村 政雄
集英社
定価 : ¥ 672
2000-01
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「人を変えようとするのは、ちょっと図々しい」
人間観察の達人 斎藤茂太氏が、上手に人間関係を築いている人たちの具体例を99話紹介しています。

その中からひとつ。

「"どうして、あの人、いつもああなのよ。あの性格、何とかしてほしいわ"と思う。-しかし良く考えて欲しい。あなたは、ある人に"変わってほしい。いけないところを直してほしい"と願っているのである。なぜかといえば、あなた自身が安心したいからである。もし、他人から"あなたはここを直してほしい。そうしないと私が気分が悪いから"といわれたら、どんな気がするのか想像してもらいたい。人には100%をの完璧を求めないこと。お互いに80%くらいのところで"いい状態"であるのが、無理なく、長続きする。」

他人を自分の都合のいいように変えようとしているようでは、いい人間関係など築けるはずもありません。相手を変えようとする前に、まずは自分を変えることからはじめてみましょう。⇒Blog Ranking

「なぜか人に好かれる人」の共通点 PHP文庫
斎藤 茂太
PHP研究所
定価 : ¥ 560
2004-04-01
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「苦労話の多い社長の将来性は乏しい」
この本は非常に面白いです。起業を目指す方などにぜひお勧めします。

元ゴールドマン・サックスのファンドマネージャの著者が、数々の経営者と会う中で見つけ出した、「儲かる会社」と「儲からない会社」の違いを67の法則で紹介しています。

その中からひとつ。

「経営者の器は目標の高さで決まるものです。-インタビューの大半が過去の苦労話であれば、それはすでに終えてしまった出来事を回顧するだけの、後ろ向きの姿勢を示すものです。将来の事業展開については、何の意思も持っていないことになります。-社長のほうから積極的に苦労話ばかりをアピールされるのは、社長がすでに目標を到達してしまったことを表明しているようなものであり、むしろネガティブな印象しか受けないということなのです。」

さて、皆さんの社長はいかがでしょうか?何かと過去の苦労話や武勇伝を持ち出してくる人ならば要注意です。転職のサインかもしれません。逆に、将来のビジョンや会社の今後について語るとき、熱く興奮する人ならば、信頼でき今後も伸びる可能性が高いと氏は言います。⇒Blog Ranking

スリッパの法則―プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方
藤野 英人
PHP研究所
定価 : ¥ 480
2006-05
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「われわれの人生とは、われわれの思考がつくり上げるものに他ならない」
先日も紹介しました、デール・カーネギー氏の人生観です。

「ローマ帝国の支配者であった偉大な哲学者、マルクス・アウレリウスはこれを簡単なことばで要約している。"われわれの人生とは、われわれの思考がつくり上げるものに他ならない。"そうなのだ。愉快な考え方をすれば愉快になる。惨めなことを考えたら惨めになるだろう。恐ろしいことを考えれば恐ろしくなる。病的なことを考えれば、多分病気になるだろう。失敗すると思えば、きっと失敗する。自分のことばかり憐れんでいたら、誰からも敬遠され、寄り付かれなくなるだろう。」

あなたの考えていることの積み重ねが、あなたの人生であり、あなた自身である。つまり、人生を変えたければ、今考えていることを変えればいいのです。⇒Blog Ranking

リーダーになるために 新装版
D.カーネギー協会
創元社
定価 : ¥ 1,575
2000-09
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「努力を怠っては、自分に負けては、決して"何とかならない"」
悲観主義やマイナス思考は良くありませんが、過度な楽観主義も考え物です。

ボクサーのジョー小泉氏は言います。

「"まあ、何とかなるだろう"。これは勝ち負けが明白に出るボクシングのような競技に生きる者にとり、重要な心の持ち方だ。しかし、ときに楽観主義が自分を甘やかすタイプもいる。"今日一日くらい走らなくても、何とかなるだろう。今日一日くらい練習を休んでも、何とかなるだろう"。それは自分をあざむく誤った楽観主義だ。やるべきトレーニング、準備を遂行し、それでも不安な場合、"まあ、何とかなるだろう"と思うのはいい。だが、それを自分が怠ける口実に使うのはよくない。努力を怠っては、自分に負けては、決して"何とかならない"」

できることなら、すべてのことが「何とかなって」欲しいですよね。しかし、例えば「何とかなるさ」と思っている者同士が競い合ったとき、「何とかなる」のはどちらか一方です。やはり「何とかならない」時はやってきます。「何とかなる」と開き直るのは、納得のいくまで努力をした後にしたいものです。⇒Blog Ranking

つねに強気で生きる方法―ボクシング的「自己暗示法」
ジョー小泉
リングジャパン
定価 : ¥ 1,050
2002-05
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「"おかげさんで"、ホンマええ言葉やわ」
料理の鉄人で有名な、神田川俊郎氏です。

「おかげさまで」という言葉があります。大阪では「おかげさんで」です。普段何気なく使っていますが、氏にとっては思い入れのある言葉のようです。

「"今日はおかげさんで忙しかったわ"。ええ言葉やね。でも"おかげさん"いうんは、なんやろか。もとは"陰"という言葉からきてるそうや。目には見えてへん部分のことやろかな。そういうもんに感謝する言葉なんやと思うわ。たとえば今は目の前におらんけど、自分の支えてくれてるたくさんの人たち。運をつかさどる神さんみたいな漠然としたなにか。わたしはそんなもんをイメージしてます。具体的に力を貸してくれてる人に感謝の気持ちを持つのは当然やけど、目に見えん力にも日々助けられている。そのすべてに感謝して、お礼をいいたいという気持ちから出てくる言葉やと思うて使っています。ホンマええ言葉やわ。」

一流料理人らしい着眼点ですね。毎日おいしい料理を作れるのは、料理人の腕だけではなく、神様が与えてくれた自然の素材があるからこそです。私たちもその恩恵にあずかり生きています。目に見えないものにでも、感謝する気持ちを忘れてはいけないですね。⇒Blog Ranking

人生くよくよしたらあかん―花に水、人には愛、料理は心
神田川 俊郎
集英社
定価 : ¥ 1,470
2000-07
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「話し上手になりたければ、聞き上手になることだ」
世界で1500万部も売れたという大ベストセラーですが、なぜか今まで読もうとは思いませんでした。しかし、いざ読んでみるとさすがにいいことが書いてあります。エピソードを交えて、良い人間関係を気づくためのノウハウが、やさしい口調で語られています。

その中からひとつ。

「自分のことばかり話す人間は、自分のことだけしか考えていない。-話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たねばならない。相手が喜んで答えるような質問をすることだ。相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕向けるのだ。
あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。中国で百万人の餓死する大飢饉が起こっても、当人にとっては、自分の奥歯の虫歯のほうがはるかに重大な事件なのだ。首にできたおできのほうが、アフリカで地震が四十回起こったよりも大きな関心ごとなのである。人と話をするときには、このことを良く考えていただきたい。」


人の話を聞き続けるのは、簡単なようで難しいですよね。人によっては、自分のコトを話したくてウズウズしてしまうことでしょう。しかし、これはタバコと同じで、悪い習慣が身体に染み付いているだけではないでしょうか。ウズウズを我慢して、聞き手に回るクセをつければ、自然とあなたの周りに人が集まり、その輪の中心に自分がいることになるでしょう。⇒Blog Ranking

人を動かす 新装版
デール カーネギー Dale Carnegie
創元社
定価 : ¥ 1,575
1999-10
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「今の仕事をこのまま続けていいか-3つのチェックポイント」
大前研一氏が二つ返事で翻訳を引き受けたという、アメリカでベストセラーとなっているビジネス書です。

本のタイトルのハイコンセプトとは新しいことを生み出す人を言います。右脳を生かし、斬新な発想を持つ人でしか、日本経済の大きなうねりに対応することができないというのが本書の趣旨です。

その中で、「自分はこのままこの仕事を続けていっていいのか?」という不安を抱いたときに目安となるチェックポイントを紹介します。

「この時代を生き抜くためには、あらゆる人も組織も、自分たちが収入を得るために行っていることについて考えなくてはならない。次のように自分に問いかけてみよう。

 ①他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
 ②コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
 ③自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか



当然ですが、①と②の答えがイエス、③の答えがノーならば、一刻も早く転職するほうがいいでしょう。
ついでに、大前研一氏が定める「格差社会」を生き抜く3つの条件も挙げておきましょう。

①よその国、特に途上国にできることは避ける
②コンピュータやロボットにできることは避ける
③反復性のあることは避ける

おお!同じことを言ってますね。要するに、単に業務処理だけをこなすだけの仕事や人材は淘汰され、よりクリエイティブな能力が必要とされる、ということでしょうか。⇒Blog Ranking

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ダニエル・ピンク 大前 研一
三笠書房
定価 : ¥ 1,995
2006-05-08
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「ロボットの補佐をする人間」
なにげなーく読んでいて、ドキッとした一文を。

「たとえば現代の自動車工場では、日々、ロボットを使って自動車が製造されている。この様子は、極端に言えば、まるでロボットが自動車を作り続け、人間の労働者は、あたかもそのロボットの補佐役のようである。」

ドキッ。こんなこと当たり前すぎて考えてもみませんでした。本来、ロボットとは人間の補佐をすることを使命としているはずです。それがいつからか人間がロボットの補佐をするようになってしまいました。私が今仕事で作っている業務系システムだってそうです。今まで人の手で行われていた作業をコンピューターで全自動化し、人間は時々補助してあげるのみで業務は完了します。テクノロジーの進化に伴い、人間の介入する余地は減少し、ロボットが本当に困ったときにだけサポートすればよくなってきています。よくよく考えてみると、人間は間違った方向に進んでるんじゃないか、と感じたりもしますね。こんな仕事をしていて言うのもなんですが・・・。⇒Blog Ranking

人間・動物・機械―テクノ・アニミズム
奥野 卓司
角川書店
定価 : ¥ 600
2002-01
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「情報を整理してはいけない」
著者はヴィジュアリストという肩書きで、先鋭的な映像製作、創作活動を続けるという、なんだかよく分からない人です。と、よく調べてみるとなんとこの人手塚治虫氏のご子息だそうです。

本書もわざわざ購入して読むほどのものではないのですが、一点だけ面白いことが書いてあったので紹介します。

「情報を整理してはいけない。大胆な意見とお思いになるかもしれませんが、逆をいえば、それこそが時間の流れの中で、情報を活用し、発想を豊かにする鍵なのです。-情報は、生き物です。それは他の情報と結びつき、有機的に発展し、時間や空間の中で常に形を変え続け、あるタイミングで個人と結びついてはじめて価値となるのです。整理するとはどういうことかといえば、自然に生きている情報を檻に入れ、その生命を奪い、陳列し、倉庫に眠らせる。残酷な例えですが、ぼくはそのように思います。」

情報を捕まえてファイリングしておけば、必要なときに瞬時に取り出せて便利でしょう。しかし、そのはるか昔にファイリングされた情報はまだ生きているのでしょうか?すでに死んでいる(古くなっている、又は間違っている)可能性は否めません。新鮮な情報が必要ならば、もう一度こちらから歩み寄り、無数の情報の群れから探し出すことが重要だということです。⇒Blog Ranking

ヴィジュアル時代の発想法―直感をいかす技術
手塚 真
集英社
定価 : ¥ 714
2000-11
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「世の中は"でたらめな仕組み"で動いている」
株式会社はてな社長 近藤淳也氏です。

同社が運営するポータルサイト「はてな」では、社とユーザが一体となり、斬新なアイデアを次々と提供し続けています。その原動力を氏が語ります。

「僕はなぜか、"世の中は、誰かが適当に作った、とんでもなくでたらめな仕組みで動いている"という世界観を持っています。"世の中は、遠い過去からこれまで人類の英知が作り上げてきた精巧な仕組みで動いていて、現時点での最適解になっている"などとは到底思えないのです。ですので、誰もが当然と思って使っている仕組みや環境に対しても、常に"本当にこれがベストなんだろうか?"と疑ってしまいます。そして、ついつい違う方法を試してみては失敗し、"なんだかんだ言ってこの仕組みはよく考えられて作られているんだなあ"と知って元に戻ってくる、ということを繰り返しています。」

世の中の不条理や矛盾、納得のいかないシステムは誰もが感じたことがあるでしょう。しかし近藤氏がその他多くの人々と決定的に違うところは、巻末で梅田望夫氏が絶賛しているように、リスクを背負ってでも行動に移せる"行動至上主義"であるところです。⇒Blog Ranking

「へんな会社」のつくり方
近藤 淳也
翔泳社
定価 : ¥ 1,575
2006-02-13
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「4部構成の進行で会議はスムーズになる」
日本人は会議が下手だといいます。意見をぶつけ合うよりも、相手の気持ちを察し、あうんの呼吸で行動を起こす風習が根底にあるかも知れません。しかしチームワークが何よりも重要視されるビジネスの世界ではプロジェクトの方向性を明確化する会議は必要不可欠です。

本書では有意義な会議を行うためのノウハウを紹介しています。その中で会議は4部構成で行うとスムーズに運ばれるといいます。時間配分は1時間の会議を目安としています。

①問題提起(時間配分 5~6分)
 会議の目的と議案の内容を的確かつ明瞭に参加者へ提起する。
②意見提示(時間外分 15~20分)
 参加者各人にYESかNOの立場をはっきり決めいてもらい、その上で意見を求める。
③展開(時間配分 30分)
 ・根拠や裏づけのない意見は排除し、実効性の高い意見を拾い上げる。
 ・代表的な意見者にさらなる内容の詳細を求める。
 ・他の参加者に意見を求め、議論の輪に巻き込む。
 ・全体の大まかな方向性を示しつつ、議論から浮かび上がった問題点を明確にする。
④結論(時間配分 5~6分)
 3で展開された意見をまとめる。


このように4部構成に基づいて議事進行を行うことで、効率的で、実効性の高い会議を行うことができるといいます。⇒Blog Ranking

いい会議。悪い会議×
樋口 裕一
海竜社
定価 : ¥ 1,470
2006-04
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「規制緩和の原型、楽市楽座-織田信長」
日本を創った12人、四人目は織田信長です。

織田信長は日本史上最も有名で人気のある人物ではないでしょうか。特に第一線のビジネスマンからの支持が高いようで、「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」に象徴する、強烈な生命力に憧れるのかもしれません。

その信長が残した功績で、最も大きいのが「楽市楽座」です。

「銭で兵隊を雇うとなれば当然のことながら多額の銭がいる。その銭をどうやって調達したか。-そこで信長が考案したのが"楽市楽座"である。-それまでは関所があり、商人座があった。したがって、商品が流通する時は、寺社や豪族が税金(通行税)をかけていた。一方、商人には業種別の座があり、そこから運上銭が、主として有名寺社や京の公家に入っていた。その関所と座を信長は廃止してしまう。そうすると関税が入らなくなるわけで、一見すると信長の財政収入は減るのだが、それを信長は敢えて行った。-従来からの商人座や関所は、一時的に運上金や税金が入るが、結局は高くつく。銭で兵を雇い、具足や武器を貸し与える信長は、最大の商品購入者だから、商品を安く流通させることが大切だった。そしてそれが経済を発展させ、やがて実入りを増やすのだということを信長は知っていた。」

この関所と座を全廃するという方針は、今日でいう「規制緩和」と同様です。既成業者には嫌われますが、自由経済の進歩を促し、やがて大きな経済力を生みます。一時的には財政収入を減らしても自由化し、まず最初に経済を振興させようというのは、米国の故レーガン元大統領も行った経済政策(レーガノミックス)ですが、それを十六世紀のうちに考え、実行し、かつ成功した信長は、まさに天才であるといえます。⇒Blog Ranking

日本を創った12人
堺屋 太一
PHP研究所
定価 : ¥ 760
2006-02
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「センスの良い人に天才も愚か者もない」
「センスがいい」とよく言います。センスとは一般に感覚能力を指します。「感覚能力が優れている」というと何か生まれ持った能力のように聞こえますが、実際は「才能」のような先天的なものではなく、訓練次第で誰にでも身につけるものと本書では定義します。

「では、そのような"センス=感覚能力"はどのようにして磨いていけばいいのか?その最良にして唯一のトレーニング法は"センスの良いヒト、モノ、コトになるべくたくさん触れる"というやり方だ。日ごろからセンスの良い人に会っていれば、自ずとあなたもその影響を受ける。日ごろからセンスの良い物に触れていれば、自然に物に対する感覚が鋭くなる。あなたは"センスが良いな"と思えるヒト、モノ、コトに触れているうちに、やがては同様にセンスの良いヒト、モノ、コトを"自分で発見できる"ようになる。これはあなたが"センスの目利き"になれたということだ。センスの目利きになるとは自分の中にセンスを判断するモノサシ、評価基準が出来上がったということ。そのようなモノサシを持ったということは"あなたの中に同質のセンスが醸成さてきた"ということにほかならない。」

"わたしはそもそもセンスが悪いから、センスの良いモノを見つけられない”という人もいることでしょう。その場合は、一流ブランド、例えばシャネルやヴィトンのショップに足を運んでみるのはどうでしょう。世界が認める商品のセンスだけではなく、お店の内装、販売員の服装、喋り方、仕草までもが一流です(例外はありますが・・・)。自分には縁遠いもの、と拒絶しないで、積極的に一流のセンスに触れるよう努力することが、センスアップの第一歩のようです。⇒Blog Ranking

企画力!~ビジネス・プロデューサーになる50の方法
横山 征次
講談社
定価 : ¥ 735
2003-10-20
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