心を打った この本の この一行

選りすぐりの書籍から、心に響いた一文を紹介します。
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「コーチが質問によって引き出すものは、やる気」
質問はコーチングのコアスキルです。かといって、コーチが知りたいことをクライアントからうまく聞き出す、というスキルではありません。

「コーチが質問によって引き出すものは、"正しい答え"ではなく、クライアントが目標を達成するためのアイデアや行動、そして、それを実行するための"やる気"です。そのために、コーチは自分の質問が目の前の相手にどう影響しているか、常に考えています。」

コーチは相手に自分が知っていることを教えるのではなく、ともに考えたり、考えるきっかけを与えたりする人です。そして、考えるきっかけになるような質問を投げかけることが、コーチングのコアスキルであると本書はいいます。⇒Blog Ranking

コーチングのプロが教える質問の技術
齋藤 淳子
ダイヤモンド社
定価 : ¥ 1,365
2003-12-05
amazonで詳しく見る
☆☆
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「仕事の時間は人生の10%」
どん底生活の二十代から、外資系社長になりあがった著者のサクセスストーリー。

まずは帯に書かれている「Todai is the first day of the rest of my life」(今日はこれからの人生のバースデー)という言葉に感動です。

そして、次の言葉に心揺さぶられました。

「人生の成功というのは、必ずしも"仕事"だけで決まりません。なぜなら、会社にいる時間は年間平均2000時間です。35年間で7万時間です。この数字は人生全体で見た場合、たった10%にしかなりません。」

つまり、仕事だけではなく、お金だけでもなく、家庭や趣味などのプライベートもバランスよく成功しないと全く意味がないのです。⇒Blog Ranking

落ちたリンゴを売れ!~成功者が密かに実践する「生き方のルール」~
箱田 忠昭
フォレスト出版
定価 : ¥ 1,365
2006-09-07
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「朝令暮改、おおいにけっこうではないか」
こうしてブログを長く続けていると、「今書いてることは、この前に書いたことと明らかに矛盾するよな。大丈夫か、オレ・・・。」と心配になったりすることもしばしばです。

そんな悩めるわたしを慰めてくれる一文が本書に。

「"朝令暮改"、おおいにけっこうではないか。そもそも、人間は時々刻々変化するものだ。脳細胞も刻々とっ変化し、よくいえば"成長"しているともいえる。昨日の自分と今日の自分は別人、とまでは言わないが、少しは違って当たり前なのだ。」

"朝令暮改(ちょうれいぼかい)"とは朝出された命令が夕方には改められることを意味します。つまり、「さっきと言っていることが違うよ!」という状態です。もちろんビジネスでの契約の場などではあるまじき行為ですが、過去の自分と一貫性がなくなるのを恐れるあまり、自分の信念を捻じ曲げている人は、「昨日の自分と今の自分は違うのだ」と切り捨てるぐらいの勇気が必要だと本書はいいます。ああ、よかった。(^-^)ホッ⇒Blog Ranking

上流に昇れる人、下流に落ちる人―The Thinking and Behavior to Succeed
和田 秀樹
幻冬舎幻冬舎幻冬舎
定価 : ¥ 1,365
2006-08
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☆☆☆


「仕事人間になるべき時」
日本人は仕事人間だ、家庭を最優先に考えるアメリカンパパを見習うべきだ。昔から言われていることですね。その割にはアメリカの離婚件数が異様に多い気がしますが、ここでは無視しましょう。

仕事を取るか、家族を取るか。ビジネスマンにとって永遠の命題ですが、本書は「家族」を勝負から逃げる言い訳にしてはならないといいます。

「結局、仕事ができない父親は、家族といる時間も自分主体で考える。だから、家族を遊ばせているようでも、結局は、自分が遊んでいるにすぎない。家庭もビジネスも"相手"がいて成り立つものである以上、相手の立場を意識できない人は、父親としても、ビジネスマンとしても、一流になり得ないのは当然であろう。」

職場から飛んで帰ってきて、料理もすれば子どもの宿題まで面倒を見る。絵に描いたようなマイホームパパですが、はたして家族は本当にそんなベタベタした愛情を求めているのでしょうか。父親が社会で真剣勝負をしている姿は、話さなくても家族には伝わります。家族にとって、理想の父親像とはなんなのか。マイホームパパは今一度考えるべきだと本書は提言します。

そんなわたしに子どもはまだいません。(>_<)ノ⇒Blog Ranking

その他大勢から抜け出す仕事術―仕事を変える「8つの時間」
堀場 雅夫
三笠書房
定価 : ¥ 560
2005-02
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☆☆☆
「豊かな心になって、ハッピーになろうよ」
本ブログでおなじみの銀座まるかん社長斎藤一人氏です。この人の言葉は、どれだけ頭も心も疲れていようが、なぜか心にしみわたります。まるで聖書のようですね。

氏曰く、成功する人の口癖は「そうだね」「わかるよ」「おめでとう」なのです。

「ほかの人のよかったことに"おめでとう"が言えないような、そんな貧しい心でどうするんだい。貧しい心は貧しいことしか呼ばないよ。ほかの人のよかったことを、一緒になって"よかった"と思えるのは、心が豊かだから。そんな豊かな心になって、ハッピーになろうよ。」

たとえどれだけイヤなヤツでも、成功したならば心から「おめでとう」を言ってあげたいですね。難しいことかも知れないですが、その心はいずれ自分に幸せを運んでくれるのです。⇒Blog Ranking

斎藤一人 人生の問題がスーッと解決する話―「好かれる習慣」「成功の口癖」…たった30秒!
小俣 和美
三笠書房
定価 : ¥ 590
2005-08
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☆☆☆
「本を読めば読むほど、時間が生まれます」
学生時代、1冊の参考書で深くじっくりと勉強するか、多数の参考書で薄く広く勉強するかで悩んだ経験があります。大学受験では前者を選択しました。1冊の参考書を丸暗記するほど読み込みました。

社会人になった今、わたしは多読を選びました。それは、さまざまな角度から世の中を見たほうが、その形を掴みやすいと考えたからです。

「時間がないから本は読めない」と言う人がいます。しかしそれは間違いです。

「本当は本を読めば読むほど、時間が生まれます。本を読まないから、時間がないのです。なぜなら本を読まない人は、他人の経験や知恵から学ばないからです。何もかも独力でゼロからはじめるので、時間がかかって仕方がないのです。本を読めば、そこに近道を行く方法が書いてあるというのに、本を開く時間を惜しんで、わざわざ遠回りをしている状態です。」

本には著者が持つ何十年分の経験やノウハウがギュッと詰まった、最高のコストパフォーマンスを誇るアイテムです。本を読む時間がもったいないのではなく、読まことにより費やす時間のほうがもったいないのです。本書は言います。

「もしも成功者たちが本を書いていないとしたら、どうでしょう。成功のノウハウを教えてもらいたかったら、その人にアポイントをとり、時間を割いてもらい、話を聞くしかありません。」

すごいお金と労力がかかりそうです。そう考えると本ってとんでもなく安価で手軽なものですよね。⇒Blog Ranking

レバレッジ・リーディング
本田 直之
東洋経済新報社
定価 : ¥ 1,523
2006-12-01
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☆☆☆☆

「空気とはつまり建前」
先日「空気」に関する著書を紹介しましたが、ところで空気って何?、に答えてくれる一文を見つけました。

「空気にはさまざまな要素がからみあっています。人間ですから本音と建前の両方を持っているのですが、空気はどちらかというと建前=思い込みに左右されやすいのです。-日本人は本音を隠して建前で行動する傾向が強いため、空気に支配されやすいのかもしれません。」

ほほう。たしかに"空気"という概念は日本独特の文化なのかもしれないですね。雰囲気とも違う、ムードとも違う、何か村社会ゆえの「暗黙の了解」といった趣向があります。空気に支配されるということはつまり洗脳に近いと本書は言います。空気を作り出すことができる人は、つまりは人や組織を動かすことができる力を持つ人なのでしょう。⇒Blog Ranking

一瞬で空気を変えるバカ
和田 秀樹
ビジネス社ビジネス社ビジネス社
定価 : ¥ 1,365
2006-02
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☆☆☆
「それはスランプですか?実力不足ですか?」
もうひとつ斎藤茂太氏の著書を。

「スランプ」という言葉があります。わたしはこの言葉があまり好きではありません。「本来実力があるのに運が悪いために結果がついてこない」という、他力本願、ただの負け惜しみに聞こえるからです。

「遅刻しそうなので急いで家を出たが、あと一歩の差で電車を逃してしまった。"ちぇっ、ツイてない"といっている人はいないだろうか。運がわるかったのではない。もう三分、あなたが家を早くでればいいのである。」

運の前に、まず自分の悪いところを直さなければなりません。「スランプ」と「実力不足」は紙一重なのかもしれません。⇒Blog Ranking

なぜか「人の心をつかむ人」の共通点―こんな「ゆとり」と「やさしさ」に人は心ひかれる
斎藤 茂太
三笠書房
定価 : ¥ 560
2004-06
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「整理下手な社員はパソコンの中も整理下手」
先日亡くなられました斎藤茂太氏です。本ブログでも何度も紹介させていただきました。ご冥福をお祈りします。

さて、自分はグズかと聞かれれば、真っ向から否定できる人は少ないでしょう。たとえば机の整理整頓。パソコンの普及とともに仕事もペーパーレス化され机に資料が散らかることが少なくなりましたが、こんなことにも気を配りましょう。

「整理下手な社員というのは、パソコンの中にファイルやフォルダーをつくって文書を整理することも苦手なようです。-できる社員はみんな、仕事の種類に応じたフォルダーをつくり、そこに関連ファイルをどんどん放り込み、不要になったものはゴミ箱に捨てるか、記録メディアに保存しておくかしています。」

パソコンの中が散らかっていると、「あのファイルどこにあったっけ?」とファイル探しに時間と労力を浪費します。ファイル整理の時間を惜しんだことにより、その数倍の時間がかかることもあります。机の上だけで安心せずに、パソコンの中身もピカピカに整理整頓をしてみましょう。⇒Blog Ranking

どんなグズもなおる本―17タイプ別グズ解消法
斎藤 茂太
大和書房
定価 : ¥ 580
2006-08
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「見た情報を一度言葉にするとより記憶しやすい」
最近記憶力が落ちたな~っとお悩みの方も多いのではないでしょうか。「おととい晩ご飯は何食べた?」という質問に「むむむ・・・」と唸った人は要注意だそうです。わたしはもうダメです。。。

さて、インパクトあるタイトルの本書ですが、記憶力増強のコツとトレーニングが多数収録されています。その中からひとつ。

「見た情報を一度"言葉"にするとより記憶しやすい。たとえば一日の予定は、日程表を見ながら言葉にすると忘れない。」

目から入った情報を、自分の口から発信した情報+自分の耳から入った情報と、違う角度から脳にインプットさせると記憶力がグッと伸びるそうです。人前でブツブツ言うのは気恥ずかしいですが、絶対に忘れてはいけない予定などはぜひこの「独り言記憶法」を試してみてください。⇒Blog Ranking

同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます。―「記憶力」が面白いほどつく本
B. フィールディング Betty Fielding 川島 隆太
三笠書房
定価 : ¥ 1,365
2005-11
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☆☆
「武士の誇りは戦わないこと」
映画『ラストサムライ』や『武士の一分』などのヒットにより、若者のあいだで武士道が再認識されるようになりました。

武士といえば刀、斬り合い、戦闘大好きというイメージがありますが、実際はその逆だそうです。

「当時侍は刀を持っていましたが、その刀を抜く者は軽視されました。-それなら武士はなぜ、そんな危険な刀を持っていたのかというと、それは抑止力であり、誇りだったのです。簡単に人を殺せる道具を持っているけれど、使わない精神の力。それこそが武士の誇りでした。」

勝海舟は刀の鍔と鞘をこよりで硬く結んで抜けなくしていたそうです。「オレは人格で勝負する」と暴力ではなく威圧、威光で人を打ち負かす人でした。彼を殺しにきた坂本龍馬が一瞬にして威圧され弟子になったのもそのためです。⇒Blog Ranking

日本人らしく“凛”と生きる「武士道」の智恵
梅谷 忠洋
ゴマブックス
定価 : ¥ 1,365
2002-12
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☆☆
「どうせ、という言葉をよく使う人がいる」
口ぐせひとつで他人に評価を下されることは多いものです。とくに「頭が悪く思われる口ぐせ」となると大問題。本書でチェックしてみましょう。わたしもドキドキしながら読みました。

その中で、わたしがあまり好きでない言葉を。

「"どうせ"という言葉をよく使う人がいる。-"どうせ"という言葉には、"いくら頑張ってもダメ"というニュアンスが込められている。それは、自分に対してであれ、他人に対してであれ、あるいは世の中に対してであれ、もはや期待できない、それどころか、やってもムダなのだという諦観が強く表れている。」

「どうせ」が口ぐせになっている人は今すぐ改めたほうがよさそうです。それは他人から反感を買うという以前に、自分に線引きし幅を狭めることにより、チャンスをどんどん逃がしていることになるからです。⇒Blog Ranking

頭がいい人、悪い人の“口ぐせ”
樋口 裕一
PHP研究所
定価 : ¥ 750
2006-03
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「地方の暮らしは24時間化している」
本を読んでるとときどき目にする「ファスト風土」って何のことだろう?と思ってましたが、本書でやっと謎がとけました。この著者の造語だそうです。アメリカ化、つまり大型ショッピングモールやファーストフードの乱立で、その土地独自の風土は失われ、どこを見渡しても同一の風景となっている日本の現状をいうそうです。

そのファスト風土の弊害のひとつを紹介します。

「ファスト風土化は、人々の生活も変質させている。一番変わるのは生活時間だ。地方の大型ショッピングセンターは大体、午後11時まで開店している。食品売り場は24時間休みなく営業していることも多い。-このように地方の暮らしは東京などの大都市並みに、もしかするとそれ以上に24時間化している。」

商業施設が24時間化するということは、それに携わる従業員も24時間化されます。当然家族の生活時間はすれ違い全員が顔を合わせる時間は夜ですら難しくなります。地方はのんびりと落ち着きがあるというイメージは、もはや間違っていると言えるのかも知れません。⇒Blog Ranking

下流同盟―格差社会とファスト風土
三浦 展
朝日新聞社
定価 : ¥ 756
2006-12
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「自分の乗ったレールはどこに通じているのか」
日本の新入社員は3年以内にその3割が辞めていくそうです。(私は3ヵ月で辞めた経験があるため人のことは言えません・・・。)

この数字を単に若者の忍耐力不足、わがまま、で片付けれる話ではなく、「成果主義」という甘い言葉を盾に若者から未来を奪う、この国の社会構造に問題があると警鐘を鳴らします。著者は富士通の人事部の経歴を持ち、若者の視点から成果主義のさまざまな問題を指摘します。

昭和的価値化を持つ上司はこういいます。「若い自分は何も考えず、与えられた仕事はなんでもこなせ。給料が上がり、仕事も選べるようになるのは、わたしのように出世してからだ。」将来空手形をつかまされたと気づいたときには、その上司はとっくに定年退職をし、余生を優雅に過ごしていることでしょう。

著者は若者にこうアドバイスします。

「自分の乗ったレールはどこに通じているのか。そして、自分の欲するものはなんなのか。もしそれが自分のレールの先になさそうだ、と感じるのなら、自分で主体的に動き始める必要があるだろう。」

若いうちは転職市場も開かれ、選択肢は無限にあるように感じます。しかしレールの先がようやく見え始めるのは往々にして30代後半から40代にかけて。その頃に気づいても、会社にしがみついて生きていく以外道は残されていません。手遅れになる前にレールの先を目を凝らして見てみましょう。⇒Blog Ranking

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
城 繁幸
光文社
定価 : ¥ 735
2006-09-15
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☆☆
「ガラス張り経営が原則」
すごく売れてますね、この本。鹿児島が生んだ大経営者稲盛和夫氏渾身の力作です。

氏の経営手法である「アメーバ経営」とは、会社組織をアメーバと呼ばれる小集団に分け、それぞれのリーダーがあたかも経営者として組織を率い、全社員参加経営を目指す経営システムをいいます。

各アメーバがうまく機能するのには「ガラス張り経営」が原則であるといいます。

「会計は、会社の真実の姿をありのままに社内外に表すべきである。そのため、公明正大に経理処理された経営数字は、幹部から一般社員までよくわかるようにガラス張りにしておくことが大切である。」

全員参加経営を目指すアメーバ経営では、経営陣だけが会社の現状を把握するのではなく、各アメーバの末端までその情報がいき渡っている必要があります。特に"お金・数字"に関するデータは正確で透明であるべきです。そうすることでグループ全体の状況とその進むべき方向、課題が明らかになり、全社員の力が集結すると氏はいいます。⇒Blog Ranking

アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役
稲盛 和夫
日本経済新聞社日本経済新聞社日本経済新聞社
定価 : ¥ 1,575
2006-09
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☆☆☆☆
「普通ほど難しいものはない」
漫画『ドラゴン桜』の著者三田紀房氏です。

氏が本書を通して伝える哲学はいたってシンプル。
「個性なんかいらない」「型にはまってこそ、成功できる」

オレは普通なんかになりたくない!と普通のサラリーマンによる普通の生活を小バカにしている若者はぜひ一読して、「型」を知り、「型」に自分を合わせこむことがどれだけ大変で重要かを感じとってほしいです。

「仕事の中でいつも"普通"レベルの能力を発揮することが、どれだけ大変か。われわれが仕事でミスをするとき、それは9割以上が"普通のことができなかった"結果なのだ。」

普通に働き、普通に稼いで、普通の車を買って、普通の家に住み、普通に貯金しながら、普通の家庭を築く。これらをすべて満たしている人がいるならば、それは大成功の人生であるといえます。それができないから皆苦しんでいるのです。⇒Blog Ranking

個性を捨てろ!型にはまれ!
三田 紀房
大和書房
定価 : ¥ 1,260
2006-11-17
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☆☆
「この国の最大の対立軸のひとつが世代間闘争」
ライブドア強制捜査事件からはや一年。世間の話題はめまぐるしく移り変わり、今ではホリエモンということばが死語にすらなりつつあります。

本書はあの事件の舞台裏から、複雑に絡み合った利害関係、人間関係を洗い出し、誰が騙して、誰が騙されたのかを詳細に解析します。関連本は数多く溢れていますが、ここまで突っ込んだ調査をした著書はないのではないでしょうか。

本書はこの事件が日本の課題を浮き彫りにしたといいます。

「ライブドアの堀江たちや村上への国策逮捕は、劇的に進む日本の少子高齢化現象のなかで、この国の最大の対立軸のひとつが"世代間闘争"であることを改めて見せつけている。欧州や米国のように資源と富の蓄積のないこの国で、団塊以上の年寄りの世代が国富を蕩尽し、彼らは子どもたちに"貧乏国家"で暮らすことを強制しようとしている。」

極論すぎる感はありますが、確かに一部の大企業や官公庁の幹部層は、保身と逃げ切りのみを考えている人も目に付きます。そのために地位を脅かす若い世代の芽を摘もうとする行為も厭いません。「最近の若者は」的な伝統的対立は永遠と続くのならば、その闘争により少なくとも前に進まなければいけません。既存の概念と新しい概念をぶつけ合い、よりよい国に改善されるのならば世代間闘争も必要悪なのではないでしょうか。⇒Blog Ranking

ヒルズ黙示録・最終章
大鹿 靖明
朝日新聞社
定価 : ¥ 777
2006-11
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☆☆☆
「トラブルが起きることによって相手が見えてくる」
子どものころに一度は目にしたことがある、イソップ物語。この寓話、紀元前6世紀ごろに創られたという説があるくらいものすごく古い物語なんですね。その頃から人間の本質をここまで見極めた著者がいるとは、なんとも驚きです。

本書はそのイソップ物語を今一度見直し、現代社会を生きるヒントとすることを主旨とします。その中から名作『クマと旅人』を。

「同じ道を歩いていたふたりの前にクマが現れました。ひとりは木に登り、逃げ遅れたもうひとりは死んだふりをしました。クマがにおいをかいだだけで行ってしまった後、木から降りてきたひとりが、クマが何を言ってたか聞きました。もうひとりは"危ないときに見捨てるような人間とは旅をするなよってクマがいってたよ"と答えました。」

トラブルが起きることによって相手が見えてくる、という教訓です。これは相手に注意しろということだけでなく、自分自身もトラブルのときこそ平静でいられるよう常日頃から強い精神力を保て、ということを教えてくれます。⇒Blog Ranking

イソップ物語のおしえ―賢くスッキリ生きる知恵
加藤 諦三
大和書房
定価 : ¥ 1,365
2003-10
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☆☆
「自宅、職場以外の3番目の居場所を見つける」
本書によると英国人は何でも3で割って物事を考える習慣があるそうで。(ほんとかな・・・?)

例えば、自分の性格。自分には大きく分けて3種類の性格が備わっていて、シチュエーションに応じてその3つを使い分けている、と。そして、生活空間も同様。自宅、職場ともう一つの空間、パーソナルスペースの3つを確保するのが英国人の傾向のようです。

「私たちが仕事人や生活者から素の男または女に変わるように、普段過ごす家、週日に最も長い時間を過ごす職場、そして日常からエスケープできる空間。この3箇所を行き来するたび、"こんな場もあったんだ"と新鮮な気持ちになれるでしょう。3番目の空間があるか否かで、豊かな生活ののびしろはグン広がっていくでしょう。」

第三の場所は、例えば車の中、近くの公園、行き着けのバーや喫茶店などさまざまな場所が考えられます。わたしならさしずめ図書館でしょうか。仕事も1/3、家庭も1/3。そして自分だけの大切な時間も1/3と考えるのが英国風の人生観。ちょっとうらやましいですね。みなさんにとっての第三の場所はどこでしょうか。⇒Blog Ranking

仕事も暮らしも3で割るイギリスの習慣
井形 慶子
新潮社
定価 : ¥ 1,365
2005-05-17
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☆☆
その他読んだ本-1月
新書365冊
宮崎 哲弥
朝日新聞社
定価 : ¥ 840
2006-10
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☆☆☆☆


美しい国へ
安倍 晋三
文藝春秋文藝春秋文藝春秋
定価 : ¥ 767
2006-07
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☆☆☆


「成功おじさん」の最優先ルール
チャーリー ジョーンズ Charlie Jones 楡井 浩一
PHP研究所
定価 : ¥ 1,208
2002-04
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☆☆


「原因」と「結果」の法則
ジェームズ アレン James Allen 坂本 貢一
サンマーク出版
定価 : ¥ 1,260
2003-04
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☆☆


思い出した夢は、実現する。 「少年力」で成功する58の具体例
中谷 彰宏
ダイヤモンド社
定価 : ¥ 1,470
2004-01-08
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「運をつかむ人」16の習慣―成功する人が実行しているルール
マーク マイヤーズ Marc Myers 玉置 悟
三笠書房
定価 : ¥ 1,470
2001-11
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君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか
布施 英利
筑摩書房
定価 : ¥ 798
2005-12
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マネジメント心理学―「大バカ」を即戦力に変える
和田 秀樹
ビジネス社
定価 : ¥ 1,365
2001-07
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ジョー・マクモニーグル未来を透視する
ジョー・マクモニーグル 中島 理彦
ソフトバンククリエイティブ
定価 : ¥ 1,680
2006-12-21
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おじいさんは山へ金儲けに―時として、投資は希望を生む
村上 龍
幻冬舎
定価 : ¥ 630
2002-12
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テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
Joseph Jaffe 織田 浩一
翔泳社
定価 : ¥ 1,680
2006-07-22
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「プロとしての仕事を得るために宿題をやらなくちゃいけない」
「金持ち父さんシリーズ」起業編です。倒産・借金を経験した著者だからこと語れる、起業の心得と現実。「いつかはオレも」とお考えの方はぜひ一読すべきでしょう。

さてさて、本書の1節に「ジョブ」と「ワーク」の違いについて書かれています。

「偉大なスポーツ選手で、そうなるための練習に対して支払を受けていた人なんて、私は一人も知らない。たいていのプロの選手は、そのスポーツを若いときに始めて、普通の選手よりもずっと長い時間とエネルギーをかけて練習をしてきた人だ。何年も練習してきて、レッスンを受けるためにお金を払ってきた人も多い。プロの選手として支払いを受けるずっと前から、とても多くの時間をつぎ込んでいる。プロとしての仕事を得るために、宿題をやらなくちゃいけなかったんだ。」

報酬を受けるための働きが「ジョブ」であり、その「ジョブ」を成し遂げるために支払う代価が「ワーク」です。プロと呼ばれる人たちはすべからくワークを済ませた人たちです。起業家も起業家としての宿題(ワーク)を時間とお金を投資してでも済ませておく必要があるのです。⇒Blog Ranking

金持ち父さんの起業する前に読む本 -ビッグビジネスで成功するための10のレッスン
ロバート・キヨサキ シャロン・レクター 白根 美保子
筑摩書房
定価 : ¥ 1,995
2006-11-10
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☆☆☆☆
「雑談の経済学というのがある」
「頭の体操」でおなじみ多湖輝氏が提唱する「雑談力」。雑談などただの時間つぶしという程度で考えている人も多いでしょう。雑談とはどうあるべきなのでしょうか。

「"雑談の経済学"というのがある。つまり聞き手と話し手ではどっちが得かという計算をすると、通常、聞き手が圧倒的にプラスになる。もちろん話し手も、自分の考えを整理できるなどのプラスがあるが、聞き手は自分の知らない話、高度な専門知識などをダイジェストで、しかもタダで聞くことになるから、プラス効果は計り知れない。」

雑談だからとただダラダラと愚にもつかない話をしているだけでは時間の無駄です。せっかくお互いの言葉を交換するのですから、雑談といえどもそこには新しい発見や学ぶべき点があるべきではないでしょうか。人生を変えるチャンスが生まれるかも知れません。そのためには聞き手の話しを聞きだす能力が不可欠です。質の高い雑談に導く「雑談力」とは話す能力ではなく、聞く能力のことなのです。
⇒Blog Ranking

「雑談」のうまい人はチャンスをつかむ
多湖 輝
新講社
定価 : ¥ 1,365
2006-07
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☆☆
「我々は案外と消費者について多くを知らないでいる」
ヒットを飛ばした商品、そこには何か共通点があるのでしょうか。本書では2004年から2006年までに日本全国でヒットした商品22品を取り上げ、その商品開発の舞台裏から関係者のインタビューを収録し、ヒットの法則を探ります。

ヒット商品を生み出した企業の「姿勢」という観点から見た共通点はどのような点でしょうか。

「ここで一つあげるならば、"対話"である。これは、我々があたかも自明のことと思っている言葉や事象の本質的な意味をつかむための作業といえる。"我々は案外と消費者について多くを知らないでいる"ということを自覚した企業ほど、ヒット商品をリリースしているようにみえる。」

コンビニの棚に何気なく並んでいる商品の数々。商品ひとつひとつに開発者の思いがこめられ、切磋琢磨した技術が凝縮されています。しかし、勝ち残るのはほんの一握り。謙虚に消費者との対話を続け、消費者の心に開発者の声が届いた商品だけなのです。

ヒットの法則
奥井 真紀子 木全 晃
日本経済新聞社
定価 : ¥ 730
2006-11
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☆☆
「マインドセットを生涯の伴侶にしていく」
成功者は、成功者の考え方、心構えを持っているといいます。本書ではそれを「成功するためのマインドセット」と呼んでいます。

「自分自身を変えるのがマインドセット。変えないのもマインドセット。変わるか、変わらないか、それはあなたが決めることだ。-一度手に入れてしまえば、生涯あなたと共にある。灰になるまで、あなたは、そのマインドセットを生涯の伴侶にしていくことができるのだ。」

人は、他人を変えることはできません。逆に他人が自分を変えることも不可能です。自分が変えられるのは自分自身だけ。マインドセットはすでにあなたの中にあり、今も自分がどうあるべきかを決定しているのかもしれません。成功者は常にマインドセットを意識しながら行動をとり、自分と自分の人生を自分自身で作り上げているのです。⇒Blog Ranking

凡人の野望
平 秀信 廣田 康之
インデックス・コミュニケーションズ
定価 : ¥ 1,575
2006-09-21
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☆☆☆
「サッカーを投資対象として発見できたこと」
村上龍氏です。氏が中田英寿元選手と親交が深いことは有名ですが、氏が思う中田元選手の才能とは。

「"坂本龍一や中田英寿を参考にしてはいけない。なぜなら彼らには一般の人にはない才能があるからだ"というような意見はそれこそ一般的ですが、彼らが音楽やサッカーを投資対象として発見できたこと、自分の時間と労力を継続的に効率的に投資できたこと、まさにそれを才能と言うのではないかと思うときがあります。」

もし中田元選手がサッカーと出会わなかったとしても、どの分野でもプロとして成功していたであろうと氏は分析します。それは彼らが「何に投資すべきか」を知るからだといいます。身体的能力が天性として備わっていたわけではないのです。

バラエティ番組を見る1時間。その時間は自分の将来の投資になるのか?
ブランドバッグを買う10万円。そのお金は自分の将来の投資になるのか?

そういうふうに、投資と浪費の区別を常日頃から意識しながら行動するのが、数年後の勝敗を分ける要因になるのではないでしょうか。⇒Blog Ranking

日本経済に関する7年間の疑問
村上 龍
日本放送出版協会
定価 : ¥ 777
2006-11
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☆☆☆
「本を読むことは視点移動である」
わたしは200ページほどの新書ならば通勤時間の約40分で読みきります。これがどれくらい早いのか分かりませんが、昔のわたしに比べれば圧倒的に早くなりました。いわゆる自分なりの「速読」を身につけたといえるでしょうか。(この辺の習得方法などはまたどこかでまとめて紹介するつもりです)

速読に関する書籍は数多く出ていますが、本書ほど現実的で理にかなった速読術を解く本は皆無ではないでしょうか。もっと早く出会いたかったです。「目を縦横にすばやく動かすトレーニングをしろ!」的な速読ハウツー本に幻滅した人はぜひ一読ください。

その中からうなずかずにはいられない一文を。

「そもそも本を読むということは、自分以外の著者の視点で読む、つまり"視点移動"ができる、ということにほかなりません。せっかく本を読むのですから、著者の側、あるいは登場人物に視点を移動し、新しい見方や概念を吸収したほうが得です。」

人は誰でも自分の思いや考えを肯定されたいものです。そのため読書中でさえもそこに自分の意見と重なる文章を探し、その再確認をしては癒されるといった単なる慰撫に陥りがちです。視点移動はともすれば苦痛を伴います。疲れもします。しかし、新しい概念や気づきを得て、理解力を向上させるには著者の視点から文章を肯定し時には自分を否定する行為が必要です。本を閉じたら「やっぱりそんなことないよな」と我に返っても構わないと本書はいいます。読書はただの情報処理ではなく、著書と概念を共有する時間なのですね。

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齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!
斎藤 孝
筑摩書房
定価 : ¥ 1,260
2006-10
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☆☆☆☆☆
「交通事故ではショック死の方がはるかに多い」
人は知らないことに遭遇すると不安になります。モノを知ることとはつまり心の安定につなげる行為でもあります。

本書で面白い文を見つけました。

「意外に知られていないが、交通事故死の場合、事故による直接の損傷によって死亡するよりもショック死の方がはるかに多い。普通ならその程度の出血量では死に至るはずがないにもかかわらず、死んでしまう。」

わたしたちは初めて遭遇した事象に対して正しく評価することができません。評価できないから不安になります。そのため、いきなり経験したこともないほどの出血を目にすると、その程度が把握できずに不安からショック死を招くのです。本書ではそれは「ヒトが言語を獲得して高次な脳機能が稼動している故の脆弱性」だと分析します。人はなぜ学び続けなければいけないのか、ここにヒントがあるかも知れませんね。⇒Blog Ranking

他人を許せないサル
正高 信男
講談社
定価 : ¥ 819
2006-08-18
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「1分間の値打ちは相対的なもの」
わたしは趣味でボクシングをしていますが、リングに上がったときの3分間ってほんとに長いです。とくに息が切れてバテバテの状態のときは「え?まだ10秒もあるの?!(>_<)」と、3分が永遠にすら感じることもたびたびです。

普段の生活では3分間なんて意識すらしないで過ぎていくものです。時間の流れはシチュエーションによってずいぶんと変わるものですね。

「あなたにとっての1分間の価値と隣にいる人の1分間の価値が等しいともいえません。1分間の値打ちは、時計の秒針が決める絶対的なものではなく、その1分間に何ができたかによって決まる相対的なものだと考えるべきです。」

「たった1分間」が集まって人生となります。その1分間を生かすも殺すも自分次第です。まずは刻一刻と刻まれている時間の流れを意識することからはじめましょう。⇒Blog Ranking

1分間ですべてが決まる!
吉田 たかよし
サンマーク出版
定価 : ¥ 1,470
2004-03-16
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「『愛しみ』と書いて『かなしみ』と読む」
「デッドボールの痛さを知らない人が何を言っても、選手は聞かないものです。」というのはダイエーホークス監督王貞治氏の言葉です。

悲しんでいる人を慰めたり、勇気付けたりすることができるのも、悲しい経験をした人だけです。

「『愛しみ』と書いて『かなしみ』と読めることを最近知った。苦労しても輝いている人は、『悲しみ』を『愛しみ』にまで高めた人である。悲しみは決してマイナスだけではない。『優しい』という時にも人偏の横に『憂い』(かなしみ)が寄り添っている。また、その時は『優れる』とも読むのである」

挫折を知らず、順風満帆の人生を送ってきた人のいう言葉に重みがないのはこのためです。悲しい思いや辛い思いは必ず自分の糧となることを忘れずに、真正面から向き合いたいですね。⇒Blog Ranking

少しずつ元気を取り戻すヒント―うつ、落ち込みから立ち直るきっかけの作り方
杉田 満裕
はまの出版はまの出版はまの出版
定価 : ¥ 1,365
2003-06
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「ところで、朝ごはんはおいしいですか?」
先日に続いて「スローライフ」の本を。

いつもあくせくと急いでばかりいるビジービー、ゆったり生活を満喫しているクールビー(ビーは蜂のことです)。一昔前まではビジービーが社会人のカガミとして賞賛されてきましたが、果たして現代でも当てはまるのでしょうか。

「私はビジービーの人たちに聞きたいのです。朝、目覚めたとき、すがすがしい気分を体験していますか。朝ごはんおいしいですか。子どもと楽しく会話できましたか。-私が言っている"今を生きる"とは、何も大げさなことではないのです。自分にとって大切なことがなんなのかがわかっていることなのです。」

「朝ごはんおいしいですか?」もう、スローライフを知りたければ、この質問がすべてですね。

スローライフといわれても、なんのことか分からない。自分はスローなのかビジーなのかわからない。と言う人はまず平日の朝ごはんを思い出しください。ただ胃袋を満たすためだけにかっ込んではいませんか?憂鬱な気分で、味も分からず黙々と箸を運んでいませんか?朝ごはんは一日で一番初めの作業です。まずは朝ごはんゆっくり楽しむことからスローライフを始めてみましょう。⇒Blog Ranking

ちょっと悲しいビジービー ちょっとリッチなクールビー―ゆったりスローライフを楽しむ知恵
川西 茂
グラフ社
定価 : ¥ 1,300
2003-10
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