心を打った この本の この一行

選りすぐりの書籍から、心に響いた一文を紹介します。
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「"実権は下にある"伝統のはじまり-源頼朝」
日本を創った12人、三人目は「いい国作ろう鎌倉幕府」の源頼朝です。

彼は今日の日本に「実権は下にある」という歪なシステムの原型を残しました。

「源頼朝の最大の業績は、はじめて幕府を開いて武家政権の基礎を確立したことだが、それに当たって、実に巧妙な方策を発明した。つまり古く奈良時代から存続していた律令制を温存しつつ武家政治を全国に展開するという"権力構造の二重構造"をあえて作り出したのである。-臨時東部総司令官である征夷大将軍は、律令制では、臨時の職名でさして高い地位でもない。ところが頼朝は、先に後白河法皇の私文書で得た諸守護地頭任命権を利用して、自らが司令官となった臨時東部軍に全国の武士を編入した。したがって、全国の武士は、東部軍所属だから、その総司令官たる征夷大将軍・源頼朝の命令に服さねばならない。源頼朝が全国を治めた法的根拠とは、まことに奇妙なものだったわけである。」

頼朝は、伝統的な保守旧勢力との決定的な対決を避けて、実質だけ権力構造を別に創ります。この「実権は下にある」システムは、今日の日本社会においても、上の人はなるべくあまり細かいことは知らないほうがいい、再考首脳はシンボルであるべきで、実権はそれぞれの実施機関に任せるのが正しいとする発想に結びつきます。企業でも、社長にいったって話が通じない、本当は専務だよ、いや、専務よりもその横にいる社長室長のだれそれだ、といった歪なシステムが当然のように発生します。

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日本を創った12人
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童貞
2008/11/13(木) 13:50:02 | URL | 童貞 #LQdKq.rU[ 編集]
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